ペットショップでお迎えするわんちゃんのご相談に行ってきました。
2021年04月30日(金)
店長の三浦です(@^^)/
今日は温かくなりましたがどんよりした曇りの1日だった札幌地方です
今日はお世話先のお客様からお迎えしたい子がいるんだけれど気になることがあるので一緒に見て貰えないだろうかということでご連絡がきたので某ペットショップへ一緒に行ってきました。
生後6か月のチワワちゃんでしたが鼠径部にヘルニアがあるとのことでした。
ヘルニアとは、体内の組織や臓器が本来あるべき場所から何らかの理由で飛び出してしまっている状態のことを言います。
臓器や組織、脂肪などがお腹の中を保護する組織の隙間から飛び出してしまうことが多く、飛び出した組織や臓器の種類によって様々な症状を引き起こします。
その中でも鼠径ヘルニアは、鼠径部と呼ばれる後足の付け根部分のヘルニアのことを指します。
鼠径ヘルニアの多くは脂肪や腸管が飛び出ることが多いのですが、膀胱が飛び出してしまうと排尿障害を引き起こしてしまうため大変危険です。
その子は両側の鼠径部ヘルニアでした。
他に検査履歴をみると大泉門開存通称ペコといいますが頭頂部にある『泉門』と呼ばれる柔らかい部分が大きく開いている状態が中度から大度になっていました。
通常は成長と伴いとじていくのですが中度から大度になっているということはあまりよくない状態と言うことです。
チワワちゃんの先天的で多い病気で『水頭症』という脳の病気がありますがその子は水頭症でよくある体重が1キロちょっとで成長不良がありおでこがドーム状で両目が外側を向いていました。
断定は出来ませんが可能性はあるのでお客様の方にもそのようにお伝えしました。
飼い主様はとても良い方なのでお迎えしてもらえるとその子も幸せになると思います。
ですがお迎えしても最初から病気がちの子だと飼い主様も後々大変になります。
私にとってもお世話になっている大事な飼い主様なので正直に話してきました。
ペットショップも全てが悪いというわけではありませんがルートがわからなければ安心してお迎えすることはお勧めできません。
動物達との出会いは運命なので難しい問題ですがどこで生まれてどんな環境で育ったかと言うことをきちんとわかるブリーダーさんの元でお迎えするのが良い選択ではないかと思います。
仲良くくっついてお昼寝している2匹です
ニッコリ幸せそうな顔をしていた雫です
雫ですが小さい頃からウンチのにおいが臭くて気になっていました。
毎日たくさんの子たちのおトイレをお掃除していますが同じものをたべていてもウンチの臭いは1匹1匹違います。
ウンチの状態も回数も悪くなくにおいだけが気になるので先生に相談したところ消化器系が安定していないかもしれないのでフードを変えて様子を見ようかと言うことになりました。
子猫の場合は成長の過程でよくあることなのでさほど気にしていませんが負担がかかっているのであれば調整してあげなければなりません。
多頭飼いの場合はご飯の調整が難しいですが少しずつ切り替えてみるとにおいも軽減してきました。
体質もあるので少し様子を見てみようと思っています。
『シッター三浦』の長い道のりは続く。。。